60歳を超えた頃から「自分が本当にやりたかったことは勉強だったんだ」と気づきました。
なぜそれまで気がつかなかったかと言えば、やはり仕事が忙しかったからです。
その忙しさが経済的成果に結びついていたかといえば、あまりそうでもなく、経済的に楽になったのは、会社をダウンサイジングし、事業をストックビジネスに絞ってからです。
ある意味、勉強に集中する環境が整ったとも言えます。
ところが語学ひとつとっても、イマイチ伸び悩んでいたのです。
あるとき何気なく、フランスの新聞のネット版の最初の記事をノートに写し、それを辞書を使って訳していきました。
意外に意味がよく分かることに気をよくし、ドイツ語や英語も同じようにやってみたのです。
それが実は画期的な語学学習法だと気づくのに時間はかかりませんでした(最初に読んだのが「ル・モンド」だったので「ル・モンド語学学習法」と名づけています)。
問題はその画期的学習法を、どれぐらいの頻度でどれぐらいの期間続けるかです。
まず10年間続けてみることにしました。
旅行や飲み会のときはムリだろうから「できるだけ毎日」ということにしました。
その学習法を始めて1か月ほど経ちますが、その間に旅行も飲み会もありました。
が、なんとその間も欠かすことなく続けているのです。
旅先では寝る前にノートを広げ、せっせと作業を進めるし、飲み会では(ごく自然に)アルコールを飲まなかったのです。
これで10年間1日も休まず続けていける目途が立ちました。
ル・モンド学習法とウェブレッスンだけをやっていけば、それで十分だということも分かりました。
語学学習の迷いがなくなったのは、実に大きな転換点になりそうです。