日本3大悪人を挙げるとするなら、まずは道鏡。
そして井伊直弼(いい なおすけ)。
また個人ではないのですが、関東軍を挙げたいと思います。
孝謙天皇は後に称徳天皇と名を変えて2度天皇になっています(46代・48代天皇)。
道鏡は法相宗の僧侶で、孝謙天皇の病気を治したことにより寵愛を受け、次第に政治にまで口出しするようになりました。
挙句の果てに宇佐神宮の宣託を詐称し、自分が天皇になれるように工作しました。
道鏡が天皇になれば、天照大神から続く王朝が途絶え、別の道鏡王朝が始まるということになります。
が、和気清麻呂(わけのきよまろ)の活躍で、道鏡の野望は断たれました。
井伊直弼は江戸幕府の大老で「安政の大獄」により、吉田松陰や橋本左内などの極めて有為な青年たちを死罪に処しました。
吉田松陰や橋本左内が生きていれば、あとあとどれほど日本の役に立ったか想像がつかないほどで、本当に残念です。
先日、彦根城に行ったのですが、井伊直弼の大きな銅像が立っていました。
地元では崇拝の対象になっていることに驚かされます。
関東軍とは満州に配置された帝国陸軍ですが、暴走に次ぐ暴走で、これにより日本は世界から孤立し、結局日本を破滅に追いやりました。
明治の日本軍はロシアに対し奇跡の勝利を納めますが、昭和に入ると急に軍人が劣化するような印象があります。