会社経営のこと

中長期のスパンで株式投資をしている、あるプロの人は経営者を見て投資しているのだそうです。

 

その人はサラリーマン社長には目もくれず、オーナー経営者とプロ経営者のみに焦点を当てているとのこと。

 

オーナー経営者とは、その会社の創業者でもあるのですが、すべての判断は社長が行い、またその判断が極めて適切でもあります。

 

最近は「プロ経営者」という人たちが出てきて、元リクルートや、元サイバーエージェントや、コンサル会社にいた人たちが多いという特徴があります。

 

経営が傾いた会社をファンドが買い、その経営をプロ経営者に任せるといったケースが増えてきました。

 

プロ経営者には、色んな会社を渡り歩き、成果を出して次の案件(会社)に移ることを繰り返すという特徴もあります。

経営者で数字が弱いという人がいたら、運転手が「運転は苦手だ」と言っているのと同じだと教えてもらったことがあります。

 

また経営者は経理ではなく財務に強くあるべきだと思います。

 

その違いを言うと、経理は「きっちり」で、財務は「ざっくり」。

 

経理は「利益」にフォーカスしますが、財務は「キャッシュ」を重視。

 

また経理が見るのは「過去」ですが、財務は「未来」を見ます。

 

ついついP/Lばかりに目が行きがちですが、本当に大切なのはB/S。

 

ある人いわく「B/Sを見れば、社長の経営観や人生観が分かる」とのこと。

 

私自身、経営には「手残りのキャッシュ」が一番大事だというのが分かったのは(恥ずかしながら)つい最近のことです。