レストランでも、肉屋さんでも、不動産屋さんでも、30年以上、その地でお店を営業しているのは立派というしかありません。
長くお店を続けている間には、いい時も悪い時も、またさまざまなことがあったと思います。
比較的うまく営業していても、今度は「店の後継」という問題が控えているかもしれません。
私は不動産業(それも街の不動産店レベル)のことしか知りませんが、初代が頑張り、地域ナンバーワン店にしたあと、その息子が2代目として経営を任されるケースがあります。
私が知っている限り、それらの後継者はすべて極めて優秀で、また「店を継いでいく」という「覚悟」もシッカリ持っているように感じ取れます。
私と同い年の知人で、地方の街で、地域の信頼も厚いダントツ・ナンバーワンの不動産店にした人がいます。
この人の場合は多店舗化はせず、一つのお店を磨き上げてきました。
一倉定先生の薫陶を受けているので、文字通りピカピカに磨き上げています。
息子が専務として経営にタッチし、ITやDXを駆使し、売上はそんなに変わらないけれど、人員を始め、経費を大幅に下げ、結果、利益の増額に成功しました。
ITやDXの活用は私の年代では、ちょっと難しいのです。
このようにうまくいっていても、優秀な社長(親)と、優秀な専務(息子)がいた場合、経営上の方針でぶつかるケースがよく見られます。
これもまた相当大きな経営上の課題です。
こういった課題を次々とクリアしていったところが残っていくのですね。