掃除の哲学

私の36歳、37歳、38歳はバブルの崩壊で、わが人生最悪の時期だったのですが、38歳の時に鍵山秀三郎先生とのご縁を得て、それから30年間「鍵山流掃除道」を実践してきました。

 

30年間掃除を続けてきてよかったかと問われれば、これはもう間違いなくムチャクチャよかったのであります。

 

「掃除ができない会社は潰れる」というのは、経営の法則といってもいいのではないでしょうか。

 

また家やオフィスやクルマの中がゴチャゴチャしていると、いい人生になりようがないのです。

 

江戸時代の観相家の水野南北は「少食こそが開運のカギ」だと喝破しましたが、掃除も「開運のカギ」に違いありません。

 

掃除が経営や人生によいのはわかっていたのですが、掃除に対する心境は随分と変化してきました。

 

「掃除は神事だ」というのが最近の「悟り」です。

 

神さまをお迎えするためにも、常に環境整備をしたいものです。

 

特に日本の神さまは「きれい好き」なので、掃除や片づけを怠るわけにはいかないのです。

 

最近「掃除は神事だ」にプラスして「掃除でシェイプアップ」を付け加えました。

 

掃除は適度な軽作業なので、体に負担をかけることなく、自然にストレッチや筋力保持を行うことができます。

 

例え掃除のようなものであっても、その「哲学」や効用がハッキリすると、ブレずに継続できることを実感しています。