購入してはみたものの、気が重くて読む気にならないという本は結構あります。
「勉強しなければ」といった義務感で買った本などは、たいていそうです。
が、「本を読むからには理解できないといけない」という思い込みを捨てたところ、どんどん読書が進むようになりました。
税務や法律などの小難しい本は「わかっても、わからなくても」ページを捲(めく)っていくことにしました。
勉強する場所も大事で、家だと難しい本を手に取ること自体があり得ず、そういった本はすべて会社に移動させ、会社で「仕事中に」読むことにしたのです。
ほかのスタッフが働いているのに、自分は本を読んでいるわけで、その罪悪感と緊張感で、ものすごく集中できるのです。
たまに一種のゾーン状態に入り込むこともあります。
例えば「不動産の税金」などでも、そんなにたくさんの税の種類があるわけでもなく、同じような内容が何度も出てきます。
すると、興味のあることは自然に頭に入ってくるのです。
わからないところは「いずれわかる時が来る」のひと言で、あっさり読み飛ばしてしまいます。
税金や法律の本はともかく、日本古代史などは自分が好きな分野です。
それでも「わからないことだらけ」でメゲるときがあるのです。
しかし「いずれわかる」の呪文を唱えれば、ストレスなしに読み飛ばせて行けます。
語学でも、ときたま「わからないことだらけ」に学習意欲が減退することがあります。
しかし1日1時間の語学時間を「いかに楽しむか」だけを考えて継続していきたいと思うのです。
「継続は力なり」が結果で、「継続を楽しむ」がその過程です。