天皇家は天照大神の長男(オシホミミ命)の家系で、今上天皇で126代目。
一方、次男(アメノホヒ命)の家系は、出雲大社の宮司として連綿として続き、今の宮司で84代目です。
いずれにせよスゴイ家系で、世界を探しても、これだけ続いている家系はないのではないかと思います。
天皇家が126代で、出雲の方が84代と、数字に随分と差があるのですが、天皇家は兄弟で継いだり、また政治的な思惑があったりして、そうなっていったのだと思います。
親から子へと普通につないで行けば85代くらいになるのかもしれず、一世代が30年として30年×85代=2,550年と、天皇家の歴史2,681年と極めて近い数字になります。
藤原家のピークは藤原道長の時代で、この時に道長が自分が天皇になろうと思えばなれるくらいの権勢がありました。
しかしそういった態度を一切取らなかったのは「自分の先祖が天皇家につき従ってやってきた」という意識が強かったためだと言われています。
藤原氏の先祖のアメノコヤネ命は、天照大神の孫のニニギ命のお供として、この国に降り立ったからです。
この時にニニギ命は、天照大神から三種の神器と稲の穂を託されています。
天皇家は、その三種の神器を引き継いでいく家系であるというのが、一番シンプルな考え方かもしれません。