新聞の危機

私は経済学部だったので、大学に入学してから「日本経済新聞」を取り始めました。

 

が、社会に入った経験もなく、ビジネスをしたこともない学生が読んでもチンプンカンプンだったことを覚えています。

 

読売新聞を読んでいたこともあるのですが、スポーツ欄がジャイアンツ一色で、隠れタイガーズファンの私には違和感がありました。

 

朝日新聞も読んでいたことがあるのですが、「愛国少年」の私は反日煽り記事に、ついていけませんでした。

 

驚いたことに、いま私のまわりでは新聞を読んでいる人が皆無なのです。

 

ビジネスマンなら当然「日経」くらいは読んでおかないと具合が悪いだろうと思うのですが、どうもネット記事で十分なようで、具合は悪くなっていようです。

 

新聞販売部数の減少に歯止めがかかりません。

 

毎日新聞が大阪本社を信託譲渡し210億円を借り入れました。

 

新聞業界では「『毎日新聞倒産へ』の予定原稿づくりをしておけよ」というのが鉄板ネタだったそうですが、どうもジョークですまない感じになってきました。

 

もし私の身内で新聞記者がいるなら「転職の準備をしておくべきだ」と本気でアドバイスすると思いますが、人の批判ばかりしてきた人がそう簡単にビジネス界で「ツブシ」がきくとは思えません。

 

ネットの進化が予想を遥かに超え、ここ1,2年でメディアの淘汰が急激に進むのではないでしょうか。