ITに落ちこぼれるなかれ

私の世代は総じてITが苦手です。

 

例外的に極めてうまくITを駆使している人たちがいるのですが、例外なく理科系の頭のいい人たちです。

 

若い人たちは最初からITが身近にある環境で育っているわけですが、私が20歳代の時はパソコンやスマホなんていうのは影も形もなく、本格的にITらしきものが出現しだしたのは、やっと50歳になってからといった体(てい)たらくなのであります。

 

若い人は「ITネイティブ」でありますが、私にとってはITは外国語のようなもので、そう簡単にマスターできるものではないのです。

 

今でも外出するとき、マスクとスマホは”ほぼ”100%忘れて出て行ってしまいます。

 

1週間ほどスマホに全く触れないことも少なくなく、今どきそんな人類は希少なのではないかと思います。

 

スマホにもっと詳しくならなければ」と、一念発起してスマホをいじる時もあるのですが、さんざん時間を費やしながら大した成果もなく、疲労感と虚しさだけが残る結果になることが少なくありません。

 

そんな時は「こんなことなら本の1冊でも読んでいた方がずっと良かった」といつも悔しい思いをしています。

 

私は今から30年間は現役で働くつもりですが、ITの進歩についていけるかどうかを、いつも心配しています。

 

早い話が、キャッシュレスや社会のIT化が進んだ中国などには、もう1人旅することはムリじゃないかという気がしています。

 

先日、ユニクロ無人レジを使う(使わざるを得ない)機会があり、無人化がどんどん進んで行くと、今後ユニクロですら買い物ができなくなるのではないかと大いに恐れました。