結婚40周年を迎えました。
妻と私も健康で、子供たちも、元気な孫たちもおり、たぶん「世界トップクラス」の「しあわせ人間」だと思います。
こういうのは自分の努力で達成できるものではなく、神さまのおかげ以外の何物でもありません。
これだけ与えられていることに、何をもってお返しすればいいのかを考えてきたのですが、結局「上機嫌でいること」という意外な結論に落ち着きました。
自分が上機嫌であれば、まわりの人たちも幸せになっていきます。
自分を取り巻く波動も良くなり、それが一種の結界(バリア)となり、魔や災難から守ってくれるように思うのです。
私も若い頃は仕事ばかりしてきたのですが「上機嫌でいること」なんて気がつきもしませんでした。
多くの人たちに迷惑をかけてきたことを反省しています。
「上機嫌でいること」とつながっていると思うのですが、今後の人生は「穏やかな言動」を心掛けたいと思います。
道元禅師の言葉に「愛語、よく回転の力あることを学すべしなり」というのがあります。
「穏やかな言葉や柔らかい態度には、世の中を変えていく力があることに気がつきなさい」という意味ですが、「上機嫌でいること」と同じことを言っていると思うのです。
秋霜を持って自己に接する厳しい禅の道元が、春風を持って他者に接することを説いているわけです。
きれいで正しい日本語をゆっくりと話すことを心がけるだけで、格段に「穏やかな言動」になりそうです。
この際、外国語だってゆっくりと話そうと思うのです。