「この世に生まれたからには1冊でも多くの本を読み、静かに朽ちていこう」という(ちょっと大袈裟に言えば)人生観や死生観を持つようになりました。
そうすると余計なことを考えなくてすむのです。
相変わらず、お金儲けをして財産も増やしたいと思っているのですが、それらが何かゲーム的な捉(とら)え方になり、執着で心が乱されるということがなくなりました。
純粋にお金儲けを楽しもうといった気持ちなのです。
セコイことを考えたり、他人に犠牲を強要したりするようなお金儲けでは意味がないのです。
いわば本さえ読めればいいので、複雑な人間関係だって不要です。
そんなに多くの友人や知人がいなくても全然平気というわけです。
本は借りるのではなく、すべて自分で買うという方針なので、少なからざる本代がいるし、読んだ本を置いておくスペースだって必要です。
従って「清貧」ではダメで、「清富」でなければいけないわけです。
できるだけ少ないモノで生活していくという、ミニマリストの考え方には同調するのですが、ケチ臭い気持ちや少ない収入だからそうしなければいけないというのでは面白くないのです。
品質の良い上等なものを少数持ち、それらを大事に使っていくという「富裕層のミニマリスト」を目指したいと思っています。
本を読むこと以外は、まあ言わば「どちらでもいいこと」なので、心の荷物がグンと軽くなり、生き方が楽になりました。
神道に目覚めてからは「いつも神さまが守ってくださっている」という気持ちがあり、実際あまり心配することがありません。