今年は当社にとって創業75年目になります。
とりあえず創業100年までは頑張って働こうと思っています。
西暦2045年、私は93歳になっています。
私は2代目で、父の代は土木建設業だったのですが、私の代で不動産業に変わりました。
3代目、もっと言うなら4代目もいるのですが、彼らの代で会社がどう変身していくのかはわかりませんが、楽しみにしています。
「最も強いものが生き残るのではなく(環境に合わせて)最も変化したものが生き残る」というのは進化論のエッセンスでもありますが、時代に合わせてうまく変身していって欲しいと願っています。
父の代に一番多くの人たちが働いていたわけですが、私の代での社員数が一番多かった時で、父の時代の3分の1。
今はそこからもう10分の1ほどの規模になり、目立つことなく細々と事業を続けています。
会社にはいろいろな行き先があり「上場する」というのもあるし、うまく「廃業する」という手もあります(廃業と倒産とは別です)。
もう一つオーソドックスですが「長く続ける」というのもあり、多分これが一番幸せな行き方ではないかと思います。
少なくとも私の代では今後「不動産オーナー業」をやっていくつもりで、「お金を貯めて、コツコツと収益物件を増やしていく」方針です。
私も長い間(45年以上)不動産業に従事していますが、不動産の市況の変化をいくつも目にしてきました。
まさに「潮目が変わった」というポイントがあり、そのポイントを逃すと、そのあとは人力でいくら頑張っても、もうその勢いに抗(あらが)うことはできない体験をいくつもしてきました。
従って常に勉強し、人の話も聞き、アンテナをいつも高く掲げておかねばならないわけです。