自然体

不動産の契約でもなんでもそうなのですが、うまくいくものは最初からトントン拍子にうまくいき、うまくいかないものは最初から最後まで問題が出て来るという経験をいくつもしてきました。

従って今では、仕事でもプライベートでも無理やり力づくで押し進めていくということがありません。

予想外のことが起こると、それに逆らってグイグイと進んで行くのではなく、自然の流れに従ってサッと自分の方向を変えてしまいます。

そんなことばかりしていたら実力がつかず、自分のプラスにならないという考え方もあるし、実際私もそう思い込み、若い頃は大変な思いをしながらやってきました。

で、結論から言うと、今の「自然体」の方が昔の「努力体」よりも、成果的には圧倒的に上なのです。

何か想定外の問題が出てきたときに「あっ、これは神様が『やめておきなさい』と仰っているのだ」と解釈し、それによって随分と時間も手間も助かり、そして損することも少なくなりました。

執着や無理押しすることがないのです。

「想定外の問題」には色んなパターンがあるのですが、例えば「遅刻する営業マンからは買わない」というのがあります。

今まで遅刻してきた営業マンからモノを買ったり、契約したりすると、ろくなことがありませんでした。

これは不思議なことに相手だけでなく、自分が遅刻した時もそうなのです。

私は約束の時間の20分~30分前には到着できるように行動するのですが、ある時なぜか、どうしても約束の時間に間に合わないということが起こりました。

むろん先方にはその旨の連絡をしたのですが、私が遅刻するなんてことはまずあり得ないことです。

実は東京の新築マンションの購入の案件だったのですが、もし買っていたら、今頃は大変な目にあっていたのではないかと推測しています。