しあわせ儀式

経営者の中にはマラソントライアスロンや筋トレを趣味にする人たちが少なくなく、そういった人たちはシュッとした体形をしています。

あれだけ肥満体の多いアメリカでも、トップ企業の経営者で太っている人はおらず、超多忙な中で時間を見つけ、シェイプアップに励んでいるに違いありません。

そういう意味では「お腹ポッコリ」の人は、すでに経営者としての資格を失っていると言えるかもしれません。

体調不良からいつも不機嫌で、職場でイライラし、まわりに当たり散らしている経営者もたまに見かけます。

体をケアせずに仕事ばかりしていると、どこかの時点で金属疲労した体がポキッと折れてしまいます。

徒手空拳から上場企業にしたり、全国チェーンを築き上げたりした創業者でも、晩年、体の不具合に苦しんでいる人が少なくないことも知っています。

サラリーマンでも猛烈型の人は、体が悲鳴を上げているにもかかわらず頑張り続け、取り返しのつかない病状になったりすることがあります。

高校生の時には皆勤賞だった私も、結核と十二指腸潰瘍で計3回も入院した経験があります。

年を取っていくにつれ姿勢が悪くなるのは、筋力が衰えていくからに違いありません。

適度な運動で筋肉をつけていくのは、幸せな老後を迎えるために不可欠な「毎日の儀式」でもあります。

ふだんの日常生活の中では、なかなか運動(トレーニング)の時間が取れないという人は、フィットネスクラブへ行く予定を最初に決めてしまうのがいいかもしれません。

私の場合は自宅での「階段トレーニング」をコアに、手すきの時にストレッチや(道具を使わない)ユルい筋トレをしていきたいと思っています。