当社と同程度のレベルの会社だったのに「あれよあれよ」という間に上場したところが5,6社あります。
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経営者も全員知っているのですが、その共通点は「みんな例外なくムチャクチャ仕事がデキる」ことであります。
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しかしながら上場が終着点というわけでもなく、上場後に債務超過に陥っているところも、また継続疑義がついてしまっている会社もあります。
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経営は事程左様(ことほどさよう)に難しいものであるわけです。
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いろいろな人を観察していると、不思議なことに、仕事がデキるのと、お金に不自由しないことが同じではないのです。
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仕事がデキる人は「イケイケどんどん」の人が多いのですが、しばらくは成功していても、いずれ破たんに追い込まれるケースも少なくありません。
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一度くらいは成功することはできても、成功し続けるのは本当に大変なのです。
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芸能界でも、売れるのは案外簡単だけど、売れ続けるのは極めて難しいというではないですか。
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銀行の支店長をやっていた人が、ある日、たまたま同じ日に、40歳代前半の同年齢の男性の相談に乗りました。
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1人は年収1,500万円で預金はゼロ。
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もう1人は年収500万円で預金が2,000万円あったそうです。
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銀行的な信用力で言えば、年収500万円の人の方が上ということになるかもしれません。
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仮に仕事面でうまくいき、財産面でも申し分ないとしても、家庭や健康に問題があると不幸です。
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また趣味の面が充実していないと、やっぱり人生に彩(いろどり)がないと言えるかもしれません。
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「幸せな一生」を考える時、バランスがとても大事だということが分かってきます。
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老後にお金がないとかなりツライというのは予測できるので、そこは妥協したくないのですが、普通に子供たちが育ち、普通に五体満足な孫たちが生まれるというのがどれほど幸せなことか、計り知れないものがあります。
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「人生の真の成功者」にぜひともなりたいものです。