ドイツ語大好き

アサヒスーパードライというロングセラーのビールがあります。

この「ドライ(dry)」というのは「辛口」という意味です。

またドライには「乾燥した」という意味もあります。

ドイツ語で辛口は「トロッケン」と言います。

不思議なことに「トロッケン」には、やはり「乾燥した」という意味があるのです(ちなみにドイツ語で「ドライ(drei)」というと「3」という意味になります)。

「辛口」と「乾燥した」とでは、意味的にほとんど共通点はありません。

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が、日本語でも「カラい」と「カラカラになる」と偶然ながら、どちらも「カラ」がつくのには恐れ入ります。

ドイツ語は発音は簡単で、ローマ字通りに読めば大抵O.K.です。

が、名詞を男性、女性、中性と分けるあたりから「ややこしく」なり、それによって冠詞や形容詞が違ってくるなどという理不尽な文法が存在します。

名詞を3種類に分類すること自体が無意味で、それが証拠に英語にはそんな区分はなく、立派に世界語として通用しています。

些細なところで、わざと言葉を難しくさせているとしか思えないのです。

他国のスパイをすぐに発見できるように、薩摩弁を独特のものにしたという説を本で読んだことがあるのですが、ドイツ語にもそんな歴史があったのでしょうか?

 *ベッドで寝るビート(本文とは関係ありません)

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