日本人の知的階層の人たちのほとんどが「英語を勉強しなければ!」という一種の強迫観念に陥っているように思います。
*
国際化によって、それだけ英語の価値が上がっているとも言えるし、英語をマスターすれば、それだけその人の価値が上がる傾向があるとも言えます。
*
一般的に、英語ができる人は、出来ない人より年収が高いのではないかと推測されます。
*
「いくら勉強してもネイティブの英語を凌駕することはないのではないか?」という疑問はモットモなのですが、案外そうでもない分野があるのです。
*
映画の「フェア・マイ・レディ」でも分かるように、知的・社会的階層が高い人はキレイな英語を話します。
*
スラングばかりの程度の低い英語よりも、ゆっくりでいいから教養のある知的な英語を話すほうが、ずっと有効で意義があると思うのです。
*
ビジネスエリートや政治家を目指す人たちが「知的でキレイな」英語を学び直すために、わざわざ大学や専門塾に通っているといったこともよくあるそうです(英語のネイティブの話ですよ)。
*
ならばノン・ネイティブの私たちが最初からキレイな英語を学べば、癖や方言を直すといった二度手間を省け、むしろ地方のネイティブより有利な立場にいると言えるのではないでしょうか。
*
だから「Well Educated English(知的でキレイな英語)」の分野ではネイティブに負けない可能性があるということなのです。
*
もう一つネイティブに勝てる分野は「本を読む」ということ。
*
ほとんどのネイティブが、案外まともに本を読んでいないのではないかと思うのです。
*
月々わずか10冊の英語の本を読んでいくだけで、簡単に普通のネイティブを追い抜いてしまえそうな気がします。
*
従って「ネイティブに本の冊数では負けない」を、今後の私の英語の目標にしたいと思っています。