不動産セミナーから

名古屋での不動産投資セミナーは、
講師の会社のセミナー室で行われました。

講師は経験豊富で、事業でも成功しており、自身もセオリーに
添った不動産投資で、ちょっと桁の違う規模の不動産投資家と
なっています。

賃貸経営のコツは「空室を作らない」と「税金のことを
知る」の2つだということです。

「空室を作らない」くらいまでは、普通の家主さんでも考える
と思いますが、税金の研究までは”なかなか”手(頭)が回ら
ないのが実情だと思います。

賃貸経営は長期にわたる事業です。
税金は丸々のキャッシュアウトなので、税金を抑えながら運営
していかないと、長丁場の間に資金が持たなくなってしまうの
です。

減価償却(による節税)のことなどは、もっと真剣に勉強すべき
だと、セミナーを聴きながら反省しました。

講師が社長を務める会社では、賃貸経営に向いた立地を土地から
探してきて、各案件に相応しい設計をして、それを賃貸収益物件
として販売しています。
いわば投資用賃貸マンションの「新築建売り」です。

投資家にとっては、土地探しや建築の“ややこしい”過程を省略し、
かつまた借入れや、あとの管理もすべてお任せできるというメリット
があります。
同じ買うなら中古ではなく新築にしたいという気持ちもあるはずです。

賃貸マンションを全額借入で購入すると、フリーに使えるキャッシュが
年1.5%ほど残るとの話。
以前、全く別のところで、中古の賃貸マンションを買うと、手残りは
年2%と聞いたので、そんなものなのでしょう。

1億円の賃貸マンションを買うと年150万円、10億円なら年1,500万円
残るわけです。

しかしながら「わずか」1,500万円のキャッシュを得るのに、
一生かかっても返せない10億円の借金を背負うのは、
ちょっと厳しい気もするのですが…。