経営の勘違い その2

会社の事業はすべてストックビジネス化の方向へ
もっていかなければならないということも、
最近分かったことです。

ストックビジネスと反対の「フロービジネス」は
一度きりのビジネスを行っていくことです。

商品を1度売ったらそれで終わりというのではなく、
同じ商品やサービスを繰り返し行うビジネスモデルが
ストックビジネス

私は不動産業のことしか分からないのですが、
例えば不動産業でいえば、売買仲介はフロービジネス、
賃貸管理はストックビジネスです。

ストックビジネスは毎月ゼロからスタートするのではなく、
今まで積み上げてきた業務に新しい取引先を
プラスしていきます。
従って経営が安定するし、計画も立てやすいのです。

ある会社は塗装業を営んでいたのですが、
毎回新しい仕事を取りにいかなければなりませんでした。
「自社の仕事をどうストックビジネス化できるだろうか?」を
徹底的に考えたところ、自社のリソースを見直して
「貸す」という分野にチャンスを見つけました。

具体的に言うと、塗装業から足場レンタル業に
事業を転換したのです。

また、ある会社は新築マンションの水道工事を請け負っていました。
が、競合も激しく、安値でたたかれ、それとは別にリベートという
悪習で、キャッシュが手元にほとんど残らなかったと言います。

そこで自社のリソースを活かしながら事業転換し、
今は大手食品会社の工場のメンテナンスを
一手に引き受ける会社に変わりました。
水道工事請負業から工場メンテ専門業に変身したわけです。