「人口減は悪だ」という思い込み

日経ビジネス』に、ある経営者の
「むしろ少子化を歓迎せよ!」という記事が出ていました。
かなり真理を突いているところがあるような気がしたので、
ほとんど受け売りのまま書いてみます。

日本は国土全体に占める平野の割合が15%しかなく、
今の人口はその割合に対して
明らかに多すぎるというものです。

通勤に1時間以上かけていては「人間らしい生き方」は難しく、
人口が多すぎるとインフラ整備も追いつきません。

AI(人工知能)やロボット技術が大幅に進化すると、
失業者が増えるリスクがあります。

アメリカは先進国なのに人口が増えています。
大衆レベルのアメリカ人の民度はあまり高くないので
(エリートはスゴイですが)、近い将来、
失業対策が大きな負担になる可能性があります。

日本は人口が減少傾向なので「移民を増やせ」という声が
出ることがありますが、移民を受け入れた欧州はテロが増え、
治安が悪化しています。

従って日本に移民は必要なく、
そのかわり高齢者がもっと働くべきだというものです。

定年後30年間も働かないなんて、実にもったいない話で、
実際働く方が健康になります。

国の医療費負担だって減るし、むしろ納税者が増えるわけで、
こんないい話はありません。
「人口減は悪だ」という思い込みさえ捨てれば、
いくらでもいいアイデアが出てくるはずです。

現に私は「会社は大きくしていくべきだ」という
思い込みを捨てたところ、小さな会社になって、
より自由自在になりました。