戦争に負けると国民は悲壮な体験をすることになります。
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従って戦争には決して負けてはならないのです。
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少なくとも中立を保たないと、あとあと目も当てられないことになります。
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私はドイツには親近感があるのですが、ドイツは近年2回も方向を誤りました。
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第1次世界大戦、ならびに第2次世界大戦での敗北です。
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第1次世界大戦の時はヴィルヘルム2世という(アホな)王様がいて、この人がイギリスを始め近隣諸国に対抗するため、軍備を野放図に拡張し、結局ドイツを敗戦に導いてしまいました。
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第2次世界大戦の時は日本とも同盟を組んだのですが、これも敗戦。
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今はメルケル首相の長期政権もあって、EUの盟主(状態)なのですが、中国との連携が強すぎ、私など傍から見ていて危うい気がしてなりません。
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アメリカ企業や日本企業には中国から撤退の動きがありますが、ドイツは今なお中国に深く足を踏み入れています。
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例えばドイツ銀行はリーマンショック以来、危機水準にありますが、中国経済がコケると、ドイツ経済自体に激震が走るように思うのです。
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今はアメリカが経済・軍事とも一人勝ち状態なので、好き嫌いは別として、アメリカとの連携を深めるのは、国家・国民のことを考えると正解だと感じます。
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日本はイギリスと同盟を組んでいる時は発展するという歴史的経験則があるので、EUを離れたイギリスをTPPに呼び込むというのも、これまた面白い策だと思うのです。