まずは6か国で、TPPが今年の12月30日から発効と
なります。
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TPPとは加盟国間の関税をなくす方向に持っていき、
貿易を増やし、各国に繁栄をもたらそうとするも
のです。
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Trans-Pacific Partnershipの略で「環太平洋戦略
的経済連帯協定」と呼ばれています。
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2006年にシンガポール・ニュージーランド・チリ・
ブルネイの4か国によって発足しました。
(この時は日本は入っていません)
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ちなみにこの4か国の共通点を探すのはちょっと
難しく、なぜこの4か国が始めたのかは不明です。
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その4か国のあと、8か国が加わる動きとなりま
した。
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小さなグループが段々と大きな組織になっていく
のは、EUを彷彿とさせます。
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アメリカ・カナダ・オーストラリア・マレーシア・
ベトナム・メキシコ・ペルー・シンガポール・ニ
ュージーランド・チリ・ブルネイ・そして日本の
12か国で話し合いが行われました。
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中国本土や朝鮮半島の国々は入っていません。
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各国の得意な産業は伸びるかもしれないけれど、
弱い産業は(関税という防波堤がなくなるので)
衰退していくという懸念があり、各国内で大変な
政治的闘争があったことは容易に想像できます。
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日本国内でもTPPに対する強い抵抗がありました。
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TPPがいいのか悪いのかの判断は、私の頭ではでき
ませんでした。
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が、TPPに関する本をたくさん読んでいくと「誰が
賛成で、誰が反対か」がよく分かり、TPPに賛成の
人たちの方がマトモそうでした。
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しかもTPP自体は経済的課題なのですが、その本質
は、実は「対中国包囲網」なのだということに気づ
いたのです。
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TPPに反対の意見で一番多かったのが「TPPに加盟す
るとアメリカに好き放題やられる」というものでし
た。
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しかしながらトランプ大統領の判断でアメリカが
TPPから外れることになった今、この反対意見は一
気に崩れ去りました。
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日本主導のTPP・11(イレブン)が発足するなんて
ことは、当初思いもしなかったことであり、ひょっ
としたら日本は「超ラッキー」を引き当てたのかも
しれません。
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さらにEUを離脱するイギリスがTPPへの参加を希望し
ています。
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日本はイギリスと同盟すると「大いに発展する」と
いう歴史的経験則があり、これを機に新しい日英同
盟ができるかもしれません。
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この辺は人知の及ばぬ「神しくみ」の領域で、神道
ファンの私は密かに深く期待しているところであり
ます。