手帳を使って「予定をいかに管理するか」ではなく
「いかに予定を入れないか」を心掛けている人がい
ます。
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その人は個人投資家なのですが、日本を引き払い、
マレーシアに海外移住してしまいました。
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日本で不動産収益を上げ、物価の安いマレーシア
に住むと、キャッシュの手残りがより多くなります。
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私のように、物価の高い東京に「せっせ、せっせ」
と足しげく通うのとは真逆の動きであります。
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私の今までの観察でも、手帳を上手く活用する人
は例外なく仕事ができる人たちでした。
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社会人になってからの手帳はすべて捨てずに保管
しているのですが、バブルの頃の手帳は予定で真
っ黒になっています。
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最近でこそ予定はぐんと減ったのですが、それで
も毎日何らかの予定が入ってきます。
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「1日も休まない」と決めたので、土曜も日曜も
関係なく予定を入れていっているからです。
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「嫌な仕事はしない」も最近のモットーなので、
気が乗らない予定は最初から入れません。
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遂に「仕事から自由になった」と言ってもいいか
もしれません。
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「仕事だから嫌なこともある」とか「お金のためには
我慢しなければいけない」という状況から脱するこ
とができ、ありがたい限りです。
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28歳の時に不動産会社を創業し、懸命になって働
いてきたのですが、大きな失敗をいくつも経験し
てきました。
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今の私なら、それらの失敗を多分5分の1くらいに
減らせるはずです。
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今までの30数年間は思い出すのも嫌なほどポンコ
ツ経営だったのですが、これからの30年間は黄金
の時代にしようと画策しております。
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なにせ95歳までバリバリの現役で働くのです。
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振り返ってみれば「会社は大きくしなければなら
ない」という思い込みが一番の失敗だったかもし
れません。
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「会社ごっこ」に大きなエネルギーを費やしてし
まい、結局そこには何も残りませんでした。
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その当時から「会社を大きくせず、収益物件をコ
ツコツと一つずつ増やしていく」という今のよう
な姿勢であれば、私の資産は現在の倍ほどに簡単
になっていたと思うのです。