語学学習奮闘編

まだフランス語は勉強しだして2年目なのですが、
暗中模索状態です。
発音も難しいし、文法も複雑です。

その点、中国語はとても簡単で、
まだ1年しか勉強していないのに、
私の中ではフランス語を完全に追い抜きました。

文字(漢字)が最初から分かるというのは、
欧米人に比べ極めて有利です。
ただ中国は社会主義革命後、漢字を大幅に簡略化し、
元はどんな字だったのかが分からないケースも多々あります。

簡略化する前の漢字がサッとわかるようであれば
「もっと理解しやすいのに」とよく思います。
中国建国当時は文字を読めない人が多く、
その対策として簡略化したようですが、
文化や伝統を断ち切ってしまった側面も強いように思います。

今の大陸本土の中国人は、
もう漢詩を読めないのではないでしょうか。
台湾や香港では昔ながらの伝統ある漢字を使っているので、
新聞などを読むときは、
そちらの方がずっとわかりやすいはずです。

中国語を学んでいると、
日本には入ってこなかった漢字もたくさんあることを知りました。
不思議です。
今は時間がないので「漢検」などを受けるつもりはないのですが、
漢字自体にも物凄く興味が湧いています。

中国語は文法が本当に「ゆるゆる」なのです。
例えば英語だと「アイ、マイ、ミー」だし、
ドイツ語だと「イッヒ、マイン、ミア、ミッヒ」ですが、
中国語だとすべて「ウオ(我)・ウオ、ウオ」ですんでしまいます。

欧米語を話そうとするとき、名詞に冠詞をつけることを
ついつい忘れがちになります。
ドイツ語の名詞には「男性」、「女性」、「中性」の区別があり、
それぞれつける冠詞が違っているし、
また状況によってその冠詞が変化するのです。

英語だとそんな変化はないのですが、
ドイツ語で冠詞変化を間違えると、
先生から結構厳しく指摘されます。

フランス語も名詞に「男性」と「女性」があるのですが、
それによって形容詞まで違ってくるから厄介です。

数多くの言語をマスターした人によると、
そういった変化で一番難しいのはロシア語とのことです。
一度ロシア語に足を踏み入れると、
もうその「底なし沼」から出てこられないのではないかと思います。
従ってロシア語だけには決して手を出さないようにしたいと思っています。