株式投資 その1

株式投資では、優秀なプロの人たちが集まっている「機関投資家」に、普通は個人投資家は太刀打ちできません。
が、2つの点で個人投資家の方が有利な点があるのです。
投資には「売る、買う、休む」の3つの場面がありますが。機関投資家には「休む」ができないのです。

もう一つ有利な点は、機関投資家は他人のお金を預かっているので説明責任があるということ。
従ってちゃんとした根拠がないと買ったり売ったりできないという制限があるのです。
その点、個人投資家は、自分の思う通りに自由自在に売り買いできます。

株式投資においては、やはり銘柄選びが大事なようです。
上場企業は3,500ほどあり、その全部をチェックするわけにはいかないので、個人投資家の場合(特に兼業投資家は)10くらいに銘柄を絞る必要があります。
あるいはもっと絞って5つぐらいにしてもいいかもしれません。
私も体験していますが、本業を別に持っていると、それぐらいが限界のように思います。

その銘柄は、株の本を読んでいると推奨銘柄によく出てくるものや、何となくピンとくるものや、応援したい会社や、世の中になくてはならないと思える会社などです。
それらの会社のことが新聞記事に出ていたり、あるいは街角でその会社の商品を見かけたりした時は、気になってより深く知ろうとするようになります。
そういった積み重ねが知識やノウハウとなって蓄積されて、いざ投資となった時に大いに役に立つのではないかと思うのです。

株価は言うまでもなく変動するものですが、先日株式投資セミナーのビデオを見ていると「変化はリスクではない」と講師が述べていました。
あるいは「10%下がれば自動的に損切りする」といった、株価変動をリスクとさせないルールなりテクニックなりを身に着けるべきだということなのかもしれません。
少なくとも、致命傷になる損だけは避けなければなりません。

私も一時(いっとき)、保有している株が思いっきり下がり「いま売ったら数〇万円の損をする(〇の中には漢字を入れてください)」といった事態に陥ったことがあります。
が、「売らない間は損は出ない。その間、配当を得て10年以上持っていればいいのだ」と居直ったことがあります。
損切りとは真逆の考え方ですが、インカムゲイン中心に考えるならば、別におかしな方法でもないわけです。
結論から言うと、また元の株価に戻り、胸をなでおろしているところです(あくまでも今のところですが)。