お金の使い方

お金の使い方には「消費」と「投資」とがあります。
「浪費」というのは論外で、ちょっとそれは無視します。
「お金持ちになる本」などを読んでいると「投資はいいけれど消費はやめよう」などと書いてあることがあります。

が、私が観察した限りでは、図抜けた資産家は決してケチではありません。
消費の仕方もスケールが大きいのです。
高級車が好きなのであれば「これは消費か投資か?」などと悩まずに買ってしまえばいいと思うのです。
ただしさすがに借金してまで買うべきではなく、そうすると自己資金の範囲内での消費はO.K.だけど、借入れまでしての余計な贅沢はダメだということになります。
案外そのあたりの判断基準が正解ではないでしょうか。

私もたまに「次の投資のお金を貯めるために節制しよう」などと思うことがあります。
が、何となく気持ちがチマチマし、モチベーションがアップしないのです。
業績の悪い会社がコストをカットし、それによって会社の雰囲気がますます暗くなって悪循環するような感じなのです。

自分自身の「いいお金の使い方」を考えてみました。
私は「やるべきこと」を読書と語学とコインパーキングに絞りました。
であるならば、その3つに関することに対しては、お金を一切ケチらないようにしたいと思うのです。
逆に、その3つ以外のことに対しては、極力節約していくという方向が望まれるわけです。

例えば、本代には制限なく使っていきたいと思っています。
本代をケチる知的生産者なんて存在はあり得ないのです。
私は日本人の平均の100倍くらいの本代を使っているかもしれませんが、それに対しては全く問題視していません。
これも私の長年の観察からの結論ですが、本代と年収とは、どうも比例しているようなのです。

語学にもお金を使っています。
社会人の語学習得のコツは「いかにお金を使うか」だと喝破しました。
いわば「お金で語学を買う」わけです。
私は63歳から、全くゼロの状態からフランス語を始めました。
それでもお金をつぎ込みさえすれば、フランス語がドンドン上達することが分かりました。

ドイツ語やフランス語や中国語の勉強が、今は海のものとも山のものともハッキリしないのですが、将来必ず大きなプラスをもたらす予感がしています。
また少なくとも英語は、それがデキるかデキないかで、年収が違ってくるという事実があることも私は知っています。