不動産投資と株式投資

経済的に成功すると、その余裕資金を不動産か株かで運用することになるのは間違いがありません。
たまたま私は本業が不動産業だったので、不動産については一応プロです。
この「たまたま」はかなりラッキーなことで、もし不動産のことに詳しくなければ、資産運用の方法が分からず、随分と困っていたのではないかと思います。

今は営業の第一線にはいないので、細かい税金や法律のことについては勉強し直さないといけないのですが、不動産市場の大きな流れや、物件の良し悪しの判断については、そんなに大きなズレはないはずです。
人生と不動産投資とは密接な関係があるので、不動産コンサルティングはライフコンサルティングでもあると思うのです。

人それぞれの人生が違うように、不動産投資もそれぞれ違っていて当然です。
しかしながら、外(はず)してはいけない原則やコツのようなものも不動産投資にはあり、これは知っているのと知らないのとでは天地の差となって表れてきます。
ここを間違えると、不動産が「負動産」となり、資産が「死産」に簡単になってしまいます。

同じように株式投資にも原則やコツがあると思うのです。
株の世界は私にとっては全く新しい世界で(と、言いながら、ここ2,3年ゴソゴソ動いているのですが)、勉強することがすべて目新しくて興味津々です。

個人投資家たちが書いた不動産投資の本は玉石混交で、中には明らかに間違ったことが書いてあったりするのですが、ひょっとしたら株式投資の本も同じような状態なのかもしれません。
が、今は手当り次第に株に関する本を読んでいこうと思っています。

株式投資にも色んな方法があり、チャートをもとに売り買いを決める投資法もあれば、経済の動きや個々の企業の事業内容や財務内容を調べて投資する方法もあります。
あるいはキャピタルゲインばかりを狙っていく方法と、インカムゲインに重きを置く方法もあります。

どれが正しいというのではなく、自分に合った方法で決めていくべきなのでしょう。
私自身はファンダメンタル派であり、またインカムゲイン派でもあります。
株のことが気になって、仕事や勉強が手につかなくなるのは本末転倒です。
じっくりと腰を落ち着けて「株をやったからこそ世界経済の動きがよく分かるようになった」と言えるようになりたいと思っています。
むろん、それなりの利益も株で得たいのは言うまでもありません。