投資と消費

同じお金を使うにしても「投資」と「消費」とでは、将来への効果が違ってくるのです。
ざっくり言うなら、投資は将来にリターンがあるもので、消費は一度きりの散財で終わってしまうものです。
私は毎月の「本代」と「酒代」は半端ではないのですが、前者は投資、後者は消費であります。

コインパーキング候補地が出た時のために貯金はしておかなければならないのですが、投資までケチってしまうと将来性はないのです。
「投資」の意味は、不動産や株などのように投資とハッキリ分かるものだけでなく、留学のようなものもその中に含まれると思うのです。
勉強だけでなく「人脈づくり」も立派な投資の一つです。

例えば海外旅行は投資でしょうか、それとも消費でしょうか?
海外旅行の愛好家には「シティ派」と「リゾート派」がいると思うのです(両方好きな人もいますが)。
ひとことで言うと「シティ(都市)」を見て回るのは投資で、「リゾート」は消費です。
もっとも星野リゾートの星野さんが「リゾート旅」を体験するのは、次の仕事へのヒントになるという意味で、圧倒的に投資に分類されると思います。

私の場合、海外旅行を躊躇(ちゅうちょ)させる理由の一つに「時間足らない症状」があります。
それでなくてもルーティンワークで忙しいのに、海外へ行って3日〜5日もの日数を費やしてしまうのは相当苦しいのです。
また最近はウェブレッスンにもハマっているので、ウェブレッスンを犠牲にしてまで海外旅行に行きたくないという、やや「本末転倒」的な拒否理由も出てきました。

つまり時間的なものとお金のところとに心理的ネックがあり、これらを超える内容のある海外旅行であれば問題はないわけです。
旅に出れば必ず学ぶことがあり、知識も体験も増え、視野も広がります。
費やした時間とお金とが、数倍の効果をもって返ってくる可能性だってあるのです。

と、思いながら手帳を見ていると、旅に出られそうな空白の日々がいくつかあるのです。
それらの空白が「早くスケジュールで埋めてほしい」と言っているような気もしてくるから不思議です。
1年のうちの半分以上、海外を飛び回っている個人投資家の人も知っています。
世界を回っていると、どの地域や国が伸びていくかが分かってくると思うのです(逆に落ち目になっていく所も分かるに違いありません)。

私の場合、海外旅行はブログのネタにもなるのです。
もう少し海外への旅を企画してみようかという気になってきました。