インテリは皆トランプが大嫌いです。
従って選挙に当選し、もう次期大統領になることが確定しているのに、いまだにトランプの悪口を言い続けているマスコミや評論家も少なくありません。
私もトランプがあまり好きではなかったのですが、もう慣れてきました。
また今は、案外トランプ大統領の方が日本の国益にプラスになるのではないかという気がしています。
*
今回のアメリカ大統領選では2社ほどを除いて、アメリカ・メディアはすべてアンチ・トランプでした。
そして最後までクリントン有利の予測をし、また世論もその方向に持っていこうとしていたのですが、見事にハズしてしまいました。
またあまりにマスコミによるトランプたたきが激しいものだから、表立ってトランプ支持を表さない人もたくさんおり、これも選挙予測が大きく狂った要因の一つです。
*
マスコミが言うことを鵜吞みにしていると危険だということを、今回痛感しました。
だから自分の頭で考えなければならないのです。
紙面やテレビよりも、ツイートなどのSNSの力の方が強かったというのも新しい兆候でした。
後世振り返ってみた時、今回のアメリカ大統領選が「マスコミの終わりの始まり」だったと言われているかもしれません。
*
トランプ大統領はビジネスパーソン出身です。
政治や行政の世界は、今まで積もり積もった垢がたまり、合理的なやり方が通用しないことが多々あるように思います。
逆に旧弊のやり方はトランプ大統領には通じず、いろんな場面で古いシステムが破棄されていくのではないかと思うのです。
*
トランプ次期大統領は、例えば戦闘機や大統領専用機の見積り価格が高すぎると「ノー」を突き付けています。
今までならアッサリ通っていたことが通らなくなるシーンが増えることにより、さまざまな分野で大改革がおこる可能性があります。
日本もその影響を受け、政治の世界が徐々にすっきりシンプルになっていくかもしれません。
*
またトランプ大統領に逆らうと何をされるか分からないという一種の恐怖があります。
いい意味でも悪い意味でも常識が通らないからです。
今の時点でトランプ大統領によって有利になるのがハッキリしている国はイスラエル、ロシア、フィリピン。
日本も多分有利に働く方に入るのではないかと、私は感じています。
また明らかに不利になる国は中国であることは間違いがありません。。