九州クルマ旅 その5

宇佐神宮から弊立(へいたて)神宮へ向かいます。
この2ヵ所が今回の旅のメインなのです。
今回の旅のテーマは「魂の浄化」であり、山の中に存在する弊立神宮に大いに期待しているのです。
先にパソコン上のナビで調べたところ、大分県宇佐神宮から熊本県の弊立神宮まではクルマで3時間とのことでした。

現地を実際に走ってみて分かったのですが、その間には高速道路などはなく、大半はタヌキが出るような山の中の道をクネクネと走り続ける「国道」でありました。
ずっと2車線だし、まるで市道か、せいぜい県道のような感じです。
山脈をいくつも越え(少なくとも3回)、人家もないところを登ったり下りたりしました。

阿蘇の付近は風景もいいので、クラシックカースーパーカーのような車もドライブを楽しんでいました。
が、あとはひたすら「クネクネ」なのであります。
九州はタテには高速道路がシッカリついているのですが、ヨコにはショボイ道しかないのですね。
「九州横断なんてするものじゃない」ということを、実際に走り出してから気がついたのであります。

もう一つ今回の旅で気がついたのが、遠方へクルマで行く時はフェリーを利用すべきだということ。
フェリーに乗ると、日程が1日短縮されます。
夜寝ている間に目的地近くにまでいけるわけで、時間的、体力的に随分と助かります。
たいていは夕方出向で、現地に朝早く着くといったパターンが多いので、神社参拝旅行にはピッタリなのです。

阿蘇の近くは地震の影響で、今なお道路が通行止めのため迂回しなければいけなかったり、片側通行だったりするところが、ところどころ出てきます。
そのためナビで調べていた時間よりも30分ほど余計にかかりました。

苦労して山の中の国道を走り、やっと念願の弊立神宮に到着しました。
弊立「神社」だと思っていたのですが、現地の表示では「神宮」になっていたので、このブログでも弊立神宮と書いていきます。
神社よりも神宮の方が格が上なのです。

長い階段を上がっていくと、そんなに大きくないお社(やしろ)がありました。
ふつう神宮の中に入っていくと、鳥居をくぐるたびに空気が変わっていくのが感じられることが多いのですが、弊立神宮は最初から山の中にあるので、「氣」の変化はあまりよく分かりませんでした。
ただ言えることは、ここはゼッタイに早朝に来るべきで、午後からの参拝の10倍くらい清々(すがすが)しいのではないかと思います。