ロボットや自動運転やドローンのこと

ITやロボットが発達すると、世の中に必要でなくなる職業が出てきます。
ITやロボットに取って代わられるというわけです。
インターネットでいくらでもモノが買えるので、今でも小売業は苦戦中です。
例えばアマゾンの出現により、街の本屋さんがドンドン姿を消していっています。

プロ将棋の対局中に“ちょくちょく”姿を消し、コンピュータによる「次の一手」のヒントを得ていたと疑われ、対局停止になった棋士がいます。
これなどもコンピュータが人間よりも将棋が強くなったために起こった現象です。
もう5年もしたら、プロ棋士自体の存在意義が問われ、将棋界の危機が来るかもしれません(何せ一番強いのはコンピュータなのですから)。

クルマの自動運転が話題となっています。
2020年までには各カーメーカーがかなり高度な自動運転車を市販するはずです。
2025年だと、もう完全に自動運転の時代に突入していると思われます。

そうなると、タクシーやバスやトラックの運転手の大部分は不要になってきます。
プロのドライバーの人たちには、もう少ししたら大変な危機が訪れるわけですが、あまり誰も深刻に受け止めているようには見えません。

工場内の作業は全部ロボットがこなすということも考えられます。
そうするとわざわざ中国で生産しなくても、日本の無人工場で生産した方がずっといいわけです。
逆に日本の工場で働いている人も不要になってしまいます。

さすがに接客業はロボットでは無理だろうと思うわけですが、ハウステンボスの「変なホテル」ではロボットが接客しています。
銀行などでも、ATMなどのちょっとした説明はロボットが担(にな)うというのは、もう夢物語でも何でもありません。

防犯カメラを街中に付ければ、警察官や警備員の人数を大幅に減らせそうです。
ついでに言えば、各防犯カメラの情報をつないでしまい、クラウドビッグデータ化してしまえば、犯罪を未然に防ぐことも出来てしまえるかもしれません。
テロなどにはかなり有効な手段ではないかと思います。

ドローンだけでも相当いろんな使い方が考えられます。
離島への食料品などの運搬も考えられるし、都市部でもクロネコヤマトの代わりをこなせるようになるかもしれません。
市街地だと落下の危険性があるので、例えば河川の上をドローンのルート化し、いくつものドローンが秩序だってモノを運ぶ光景が普通にみられるようになるかもしれません。