やる気スイッチ

ある和食のお店に4か月に1度お邪魔しています。
なかなか予約が取れないお店なので、来た時に次の予約をしてしまいます。
わずか11席のカウンターだけのお店で、働いている人は大将と女将さんの2人だけ。
しかしミシュラン2つ星という実力。
小さな巨人なのです。

すべて予約のお客さんで、また定額のコースのみなので、食材のムダがありません。
人件費も人を雇っていないので、いわばゼロ。
大将の人柄もあり、お店の雰囲気は極めていいのです。
客層も良く、居心地のいいお店なのです。

私は不動産業ですが、こんなお店を理想としています。
「少数精鋭」のスタッフで、リピーターに奉仕する会社でありたいと願っています。
「少数」が意味するのは、損益分岐点の低い経営です。
また「精鋭」は、陰ひなたのない、手抜きをすることのないスタッフを意味します。

私自身は不動産投資と株式投資のエキスパートを目指したいと思います。
そのためには徹底的な研究が必要だと思っています。
ついついルーティンワークに時間を取られ、研究にまで手が回らないのです。
そこが今の課題。

1日24時間しかないのが、今の一番のネックです。
今までの人生で、これだけ時間の切迫感を持ったことはありません。
まずは「やるべきこと」と「やらないこと」を決め、「やるべきこと」を絞ってしまうのが先決です。
ストイックに「やってはいけないこと」も決めなければいけないかもしれません。

本業の仕事だって「やるべきこと」とそうでないことを分け、「やるべきこと」に集中すべきです。
私は元々世間話が苦手なのですが、取引関係や金融関係の人たちといちいち仕事に直結しない話をしていたり、飛び込みのセールスの人たちと話したりしていては時間がいくらあっても足りません。
やる気のスイッチが入った今、ムダな時間を1分たりとも使うわけにはいかないのです。