好きなことを徹底的に

何かの目標を持って頑張るのは素晴らしいことだと思うのですが、その過程を楽しむことにすると、180度感覚が違ってきます。
目標を達成した時のみが幸せで、それまでは苦渋でしかないというのでは、ちょっとツライのです。
努力の過程が実に楽しく、その積み重ねで目標(夢)まで達成できてしまえるなんて最高です。

本を読んだり、語学の勉強をしたりしているのですが、仮に自分が余命3か月だとしても、同じようなことをしているに違いないという確信があります。
語学の勉強でも、例えそれが将来役に立たなくても、勉強の過程自体がとても楽しいので、余命3か月であろうとなかろうと、やっぱり勉強していると思うのです。

「生活のために働かなければいけない」パーセンテージが減少すればするほど、いい仕事ができるように思うのです。
労働が苦痛などと思うのは、旧約聖書の刷り込みにすぎないのです。
アダムとイブが禁断の果実を食べたがゆえに「罰」として働かなければいけなくなったわけです。
それに対しわが国では天照大神ご自身が機(はた)を織って働いておられました。

若い頃に懸命に働いて、50歳になったら南の島で毎日ゴルフするという人生計画を持ったビジネスエリートも少なくありませんが(アメリカ人などに多いですね)、たぶんそれはウツへの道に過ぎないと思うのです。
仕事という楽しみを50歳なんて若さで放棄してしまっては、実にもったいないのです。
短い年数の間にエネルギーを爆発させようとするから早く隠居したくなるのであって、私のように(寿命まで勝手に伸ばして)95歳までムリせず仕事をしていこうとする方が、数倍幸せだと思うのです。

自分がやりたいことをやり、それが「世のため人のため」につながれば最高です。
多分イチローは「世のため人のため」などと思ってバットを振っているわけではないと思います。
しかし結果としてイチローの活躍が多くの日本人に勇気と「やる気」を与えてくれます。

もうこれからは、自分がやりたいことだけをやっていこうと思うのです。
しかも手加減せずに徹底的に。
徹底的にやらないと、そのものの醍醐味が味わえないのです。