働くことが楽しければ、無敵!

日本でナンバー4の美容チェーンを、一代でこしらえた人の話を本で読みました(ちなみにこの人の年収は4億円だそうです)。
「成功の秘密は?」の質問には「毎日働くこと」。
1日も休まずに働き続けると、幸運の女神は微笑まざるを得ないようです。

あるオリンピック級の柔道選手は、大学の強豪柔道部に所属しているのですが、日曜日は練習が休みでした。
そこで日曜日も他の道場へ出稽古をするようにしたところ、しばらくたってからその効果をハッキリと実感するようになったそうです。

週6日練習するのを7日間にすると、約15%多く練習することになります。
つまり15%強くなったのです。
私も学生時代は体育会柔道部に所属していましたが、今の自分ならもっと練習していたと思います。
結局メンタルのところが弱かったのだと思います。

人生という長丁場では、最終的には「休まないで歩き続ける」人が勝利を収めるようです。
どんなに優れたアスリートでも、ムリをし過ぎて、途中でケガをして辞めざるを得なくなっては、猛練習の意味がありません。

私も時々「言葉のアヤ」で「全力で頑張る」なんてことを書くことがありますが「常に全力」なんてあり得ないのです。
投手が9回完投するのにすべて全力だと体も気持ちも持ちません。
「ここぞ」という時だけ全力で、あとはいかに上手く流していけるかが超一流もしくは一流選手の条件だと思います。

凡人は時間を味方にすべきです。
人が3年で出来ることが、私には10年かかるかもしれません。
ならば人より長生きすればいいだけの話です。
ボケて長生きしても仕方がないので、常に頭と体のシャープさを保てるように、ちょっとした健康のコツを心掛けていくのはそう難しい話ではありません。

横綱北の湖と私はほぼ同年代ですが、あれだけ強かった北の湖はもう亡くなりました。
私はまだ生きています。
天下を手中に収めた豊臣秀吉は62歳で亡くなりました。
私は63歳で、今からまだ30年以上働くつもりです。

長く働き続けるためには、働くことを楽しまないと気持ちが持ちません。
働いている間、ずっとα波が出ているような状態でありたいと思っています。
つまり常にリラックス。
仕事や勉強が楽しいものだから、自主的にドンドンこなしていけるのです。