手帳と予定

私の手帳は週刊誌大の「5年手帳」なのですが、この手帳にして大正解でした。
来年以降の予定でもホイホイと書きこんでいくことが出来ます。
この5年手帳が終わったら、次は10年手帳でもいいかもしれません。

ただし10年手帳になると、1日分のスペースが極端に小さくなります。
が、今は手帳に書き入れる予定は、1日に1つか2つ。
従って何とかいけるかもしれません。

私が30歳代前半の時、90年バブルがありました。
その時の手帳は予定の書き込みで真っ黒になっていました。
予定があればあるほど「カッコいい」と思っていました。
ほかの人の手帳を見て「なんて暇なんだ」とちょっと勝ち誇ったような気分を味わっていました。

そういった考え方が、知らず知らずの内に自分の心に傲慢さを呼びこむのでしょうね。
順風満帆のあと傲慢となり、結局は破たんするといったお決まりのコースを私も歩んでいたのです。
「歩んでいた」というより全力で「走って」いたというわけです。

今は手帳に予定が書きこまれていない日ほど充実しています。
やることはいくらでもあるので、予定が入っていないと自分のペースで仕事や勉強を進めて行けるからです。
ただしウェブレッスンの予定は毎日入っています。

語学を学んでいて「この表現は覚えたいな」といった言い回しを、手帳の空白に万年筆で書き込んでいっています。
ほぼ毎日どんどん書き込んでいっているので、万年筆の青いインクの文字で、手帳が埋め尽くされてきました。
英語もドイツ語もフランス語も、たまに漢文も書いてあるので、ちょっと壮観です。

旅行などをいつにするかを考える時は、年間スケジュール表を使います。
1年間の予定がパッと目に入るので、暇そうな時期を見つけ、サッと決めてしまいます。
例えパリでもニューヨークでも3分以内に日程が決定します。

日程が決まればあとは飛行機とホテルを予約してしまうだけです。
これも大体30分以内に全部し終えてしまいます。
その予定を手帳に書き入れれば、旅行は半分終わったようなものです。