いざシンプルライフへ

忙しいとあまり本が読めないのです。
本を読まないとアホになります。
従って忙しすぎるとアホになるのです。
それが証拠に、忙しいの「忙」は心が亡びると書くじゃありませんか。

読書を中心とした知的生活には“ゆとり”がどうしても必要です。
とは言え、30代の働き盛りの人に「ゆとりを持って働くべきだ」などと言う方が間違っているのであって、その年代はその年代で一心不乱に働くべきなのです。

時間的余裕は知的生活には欠かせません。
本気で読書をしようと思ったら、1日の予定の中で先に「読書タイム」を取ってしまわなければ、なかなかマトモな読書はできないのです。
私の場合は夜の9時から12時までの3時間に「読書タイム」を取るようにしています。

最近はその「読書タイム」の前後に「筋トレ」や「ブログ書き」を引っ付けており、夕方からの6,7時間は誰からも邪魔されずに知的ルーティンワークに勤(いそ)しんでいます。

経済的余裕も読書を中心とした知的生活にはゼッタイ必要です。
まず本代がかかります。
私などアマゾンで毎日1万円分ほど本を購入しているので、何かの機会に表彰してもらいたいぐらいです。
本代は(ついでに酒代も)ケチらないと決めているので、迷いなくホイホイ本を注文しております。

本を置いておくスペースも読書人にとっては大きな課題です。
私は学生時代に渡部昇一先生の本に触発され、書庫のある家をずっとイメージしてきました。
おかげで今は自宅のワンフロアを丸々図書館にしています。

一生本を置く場所に困らないはずだったのですが、最近読むスピードが速くなり、書庫の空きスペースが心細くなってきました。
これはちょっと想定外のことで、もし今の書庫がいっぱいになったらどうしたらいいのかのアイデアは、今のところ全く持ち合わせておりません。

生涯、読書を核とした生活に憧(あこが)れもしています。
雑用を出来るだけカットしていく工夫をしていかないと、読書に費やす時間がなくなってしまうのです。
今は新しいことを付け加えるのではなく、生活でも会社の仕事でも、いかに余分なものをカットしていくかが“とても”重要なことになってきました。