断捨離(だんしゃり)

「やましたひでこ」さんの本を読んでいて、モノの「断捨離」だけでなく、生活全般の断捨離にもトライされていることを知りました。
その一つに年賀状の断捨離がありました。
要は年賀状を出すのをやめてしまうということです。

確かに年末の忙しいときに年賀状のことで煩わされるのは時間的に痛いのです。
私も30代の頃は個人の年賀状(会社は別)を800枚ぐらい出していて、また同じぐらいの年賀状をいただいていました。
会社のスタッフに手伝ってもらったから出せたのですが、一人でやるのは無理です。

随分とお付き合いが疎遠になった方にも年賀状を出し続けていたのですが、どこかで一旦整理した方がいいと感じたのです。
でも「出すか出さないか」の線引きをどこでするのかを考えるのは、また別の頭の痛い問題です。

毎年春に新茶の小袋を、年賀状を出しているのと同じ人に送付しているのですが、それに対して何らかのレスポンス(例えばお礼のメール)を下さった方だけに引き続いて年賀状を出そうと決めました。
これで数がガクンと減りました。

せっかく数が減ったのだから、住所書きは自筆で一つ一つ書いていくことにしました。
またひと言メッセージも加えました。
一つ一つ書いていくと、モチベーションが上がる人と、イマイチ書きづらい人がいることに気がつきました。
私も断捨離を見習い、来年からは書きたい人にだけ書こうと思うのです。

来年から会社の既存の事業を減らし、残った事業に経営資源を集中しようと思っています。
事業の断捨離です。
生活自体もムダなものや意義の低いものを断捨離していこうと思っています。

モノや人や事業に煩(わずら)わされず、納得のいく仕事や交際や生活をやっていきたいと考えています。
自分の年代に合った生き方というのが自ずとあるわけで、断捨離は60代にピッタリなのです。