書斎を整理していると、面白いコピーが出てきました。
今から26年前に書いた「10年後の私」というコピーです。
書いたのが36歳で、46歳の自分をイメージして書いたものです。
ちょうどバブルが崩れる直前に書いていたもので、書いた時はまだバブル状態であったと思われます。
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とにかく書いている目標(夢)もバブリーで「10年後、国内に10店舗、海外に20店舗」となっていました。
不動産会社のほかに旅行会社や語学学校やセミナー・イベント企画会社や経営コンサルタント会社も経営していることになっているのですが、そんなものは今でも影も形もありません。
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逆に個人的なことに関しては、目標を遥(はる)かに凌駕していました。
例えば読書数ですが、目標を月に50冊としているのです。
かなり背伸びした目標を書いているはずなので、当時は精々月に30冊ほどの読書量ではなかったかと推測されます。
目標としていた年間600冊が、今では余裕を持って2,000冊となっています。
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今の目標は年3,000冊なので、当時はそんな数字は考えもつかなかったに違いありません。
語学だって英語だけのことを書いていますが、その英語も当時予想していたレベルよりも、今は遥(はるか)かに上を行っているように思います。
そのうえ今はドイツ語まで勉強しているので、これを知ると、26年前の自分はちょっとビックリしているかもしれません。
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書けば夢が実現する確率がグンと高まるのは事実ですが、この時の会社の目標のように全然違っていることもあります。
書いていた時の気持ちを”うっすら”と思い出したのですが、自分で書きながら何かシックリしないものを感じていたように思います。
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つまり自分が心底実現させたいという目標ではなかったのです。
当時のまわりのバブルの雰囲気に煽(あお)られたのだと思います。
「会社を経営するからには、これぐらいの規模にしておかなければ恥ずかしいだろう」といった気持ちがあったのに違いありません。
書いている時「わくわく」してなかったのではないかと推測しています。
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人にはそれぞれが最高に輝く場や道(方向性)が神さまから与えられているのですね。
そこから外れたことを考えても、なかなか果実が実らないということなのかもしれません。