信仰心

キリスト教一神教で、日本神道は八百万(やおろず)の神で多神教といわれます。
しかしキリスト教だって天使や精霊を入れると多神教といってもいいのではないでしょうか。
例えば七大天使のミカエルやガブリエルなどは、神道流に言えば、とっくに立派な神社が建っていておかしくない存在です。

世界には色んな宗教がありますが、決して敵対するようなものではなく、山の頂上に向かうのに別の登山口から登るようなものだと思うのです。
宗教による個性はありますが、方法論の違いに過ぎないと私は思っています。
宗教にも相性というのがあるのです。
私はキリスト教や仏教を勉強してきましたが、神道が一番自分の魂にピタッと来ます。

私が神道にハマったキッカケは、2年前の伊勢神宮式年遷宮からです。
今まで神道と接するようなことはあまりなかったのに、何かに導かれるように式年遷宮のクライマックスである「遷御の儀」の場にいる自分がいました。
それ以降、毎月伊勢神宮にお参りに行っています。

最近では、いつも天照大神(アマテラスおおみかみ)のご加護をいただいているという自信が出てきました。
毎月丸2日間も神宮参拝に使っているのですが「そうでなくても忙しいのに仕事をほっぽり出して、こんなことをしていていいのだろうか?」とちょっと疑問に感じていた頃もありました。
が、今は参拝が毎月の活動の軸となっており、ゆるぎない自信の源になっています。

ギリシャのチプラス首相は無神論者だそうです。
普通は首相になったら、ギリシャ正教のトップの長老からの戴冠式のような儀式を受けるのですが、無神論者のチプラス首相はこれを断ったそうです。
この時点でギリシャの再起は断たれたように私は感じました。

神々のお力をお借りしなければ、人間の小賢しい知恵だけでは、一国の再建など到底おぼつかないと思うからです。
日本でも首相に就任した後は伊勢神宮へ行き、天照大神に報告する慣習があるようです。
が、ある時それを無視した首相がおり、案の定阪神大震災が起こりました。
その首相は震災後あわてて伊勢神宮へお参りに行ったそうです。

神々を崇敬しない別の首相が就任した時も、東北大震災が起こりました。
これらは決して偶然ではないと思うのです。
トップの信仰心の有無は、国の命運をも分けると私は思っています。