人生は思い通りにしかならない。

「人生は思い通りにしかならない」…これは超優良企業の日本電産を一代で築き上げた永守重信社長の言葉とのことです。
ただしご本人が書いた本で読んだのではなく、ある自己啓発書で見つけたものです。
永守重信さんクラスの方がこの言葉を発すると、なにせ途轍(とてつ)もない実績があるので、思わず納得してしまいます。

「人生は思い通りにならない」と思って生きるより「人生は思い通りにしかならない」と思う方が楽しいに決まっているし、実際そうなる確率は高くなると思うのです。
ポジティブ人生を歩むからには当然「人生は思うようにしかならない」方を選択したいものです。

問題は何を「思うか?」なのです。
会社経営の本などでは「経営計画書」の重要性を口を酸っぱくして述べていますが、これも結局「会社をどうしたいのか?」を数字を持ってビジュアル化するという作業にほかなりません。
目標(夢)を実際に書いてみると、実現する確率がグンと高くなるというのは会社でも個人でも同じなのですね。

私もこのブログを活用して大風呂敷を広げることが多いのですが、書いているうちに頭の中が整理されたり、インスピレーションが得られたりしました。
また本当に書いたことが実現していくといった体験を何度もしてきました。
もう遠慮なしにドンドン書いていこうと思います。

「人生は思う通りにしかならない」と素直に信じればいいと思うのです。
私の場合は神道への信仰があるので、神さまにお任せすればすべてO.K.といった極めて気楽な気持ちがあります。
仮に多少思うようにならなかったとしても、努力の過程を楽しんでいけば何の問題もありません。
結果だけにこだわるから苦しいし、楽しくないのです。

本を読んでいて次のような文章にも出会いました。
「忙しくて勉強する暇がない」という人がいるけれど、本当は「勉強しないから忙しくて仕方ないのだ」。
これはかなり真実だと思うのです。

30代の私は毎日目が回るような忙しさでした。
それが悪いと言っているのではなく、こういう時期があってこそ、実りの後半生があるのは間違いがなく、
「一心不乱の30代」がないような人は決して大成しないとも思うのです。

が、勉強している60代の今の私は、勉強時間がなかった30代と比べ、経済的にも精神的にも10倍ぐらい充実しています。
ひょっとしたらこの世は「勉強したもの勝ち」の世界なのかもしれないのです。