アメリカンフットボールの試合観戦

関西学院(かんせいがくいん)大学と米プリンストン大学とのアメリカンフットボールの試合を見に行きました。
じっくりとスポーツの試合観戦というのは“ほとんど”したことがなく、好天気のもとノンビリと楽しむことが出来ました。
3月なのに日焼けして帰ってきました。

プリンストン大学というのはアメリカの大学ランキングでも上位校の常連で、アメリカ大統領2人やノーベル賞受賞者も多数輩出している名門校です。
オバマ大統領の奥さんのミッシェルさんもここの出身です。
いわゆるアイビーリーグに所属している大学でもあります。

アイビーリーグは「ブラウン大学」、「コロンビア大学」、「コーネル大学」、「ダートマス大学」、「ハーバード大学」、「プリンストン大学」、「ペンシルベニア大学」、「イエール大学」の8校から成り立っており、いかにも賢そうな名前が連なります。
この8校は世界トップクラスの学力水準を保持し、スポーツ能力に応じた入学や奨学金支給を一切行わない協定を結んでいるのだそうです。

従ってプリンストン大学フットボールチームも「文武両道」の学生で占められているわけです。
かつての京大アメリカンフットボール部のような存在なのかもしれません。
で、対関学アメリカンフットボール部との試合ですが、プリンストン大学の圧勝でありました。

プリンストン大学はスポーツ推薦のないアイビーリーグで4位の成績。
しかも来日したのは3年生以下の学生ばかりです。
対して関学は4年連続学生日本一のチームで、4年生も出場しておりました。
これでこれだけの差があるとしたら、アメリカのトップクラスは一体どれだけレベルが高いのか想像もつきません。

プリンストン大学チームはスタンドから見ていても関学チームより一回り大きく、攻撃ライン5人の平均身長は192センチ、体重は130キロということです。
大相撲の幕内力士と相撲を取るような感じかもしれません。
しかも彼らは「スポーツバカ」ではなく、頭脳の方も極めて優秀なのであります。

アメリカンフットボールは分業化されていて、ポジションごとに専門性が要求されます。
また非常に頭脳的なスポーツで、戦略や戦術や作戦は練りに練られています。
スポーツ推薦のない国立大学からでも、相当強いチームが出てきます。
京都大学が確か6回ほど日本一になっていますが、そんなことは他のスポーツではまずありえない現象だと思うのです。