省事

毎年この時期になると、新しい手帳に移し替える作業をしていました。
いつも午前中いっぱいかかっていたので、3時間は費やしていたと思います。
それが今はゼロ。
なぜなら「5年手帳」を使用しているからです。

もう来年の予定が分かっている分は、すべて手帳に書いてあります。
特定のルーティンワークを特定の曜日にやることも多く、そういった細かな予定も記入済みです。
毎月伊勢神宮へ1泊2日で参拝に訪れているのですが、これらの日も書き終えました。
ホテルは1年前から予約できるので、せっかちな私にとっては好都合です。

伊勢神宮に行くと決めた日に、あとで何かの予定が入って来た時は、伊勢神宮の方を優先します。
もし仮に後から勉強会やパーティーの予定が入って来た場合は「『それは行かない方がいいと神さまが仰っている』と勝手に解釈し、欠席の返事を出すことにしています。
今年はその方針で全く支障がありませんでした。

海外旅行も4回分ももうちゃんと入っています。
しかも私にとっては珍しく、すべて誰かと一緒に行く旅行です。
家族や、友人たちや、働く仲間たちと一緒に行く旅行で、一人旅はまだ一つも入っていません。

今年こそルーティンワークに振り回されない生活にしようと思っていたのですが、これはクリアできませんでした。
来年は出来る限り「やらなくてもいい仕事」は削除していきたいと思っています。

昔、自民党の重鎮で椎名悦三郎という人がいて、私はどちらか言うと好感を持っていたのですが、この人のモットーが「省事」。
自分が一番大切だと思っていることに集中し、どちらでもいいことは出来る限りカットしていくといった生き方を表しているのだと思います。

私は「省事」によってできた時間をすべて読書に回したいと思っています。
読書が自分の知的生活のコアだからです。
会社の仕事でも「しなくてもいいこと」を一生懸命やっているほどムダなことはありません。
今までの生活や仕事を見直し、時間を生み出したいと思っています。