海外投資にちょっぴりネガティブ

10月19日のブログは、フライトの関係で掲載が遅くなる可能性があります。

海外不動産への投資が一種のブームのようになっています。
投資セミナーはどこも盛況のようです。
私も民主党政権の時は資産をまとめて日本から逃げ出したい衝動にも駆られましたが、今は「天照大神(アマテラスおおみかみ)がおられるところから逃げ出してどうする」という気持ちが強く、日本を世界最高の国にするため生涯日本で頑張りたいと思っています。

インドネシア親日的な国だし、大事にすべき国だと思っているのですが、先日ジャカルタへ行った時、当分個人の観光では来たくないなと思いました。
同時にここで不動産投資するのはゼッタイやめた方がいいとも思いました。
基礎的な社会インフラが極めて劣悪だからです。
ヨーロッパだと道を散策するのが楽しいのですが、ジャカルタでは道も歩けませんでした。

庶民の住環境とは随分かけ離れた超高層マンションが、ところどころに建っていましたが、これらは富裕層や海外からの投資家用に販売するマンションであって、地元の人たちには手が出ない「別世界」の住居であるに違いありません。
つまり、一般庶民の住宅用の市場と、投資用の市場とは全く別物なのです。

海外での投資用物件の売買はリスクが大きすぎると思うのです。
「金融情勢の変化」や「現地政府の政策の転換」や、その他「詐欺」や「デベロッパーの倒産」や「管理会社の怠慢」など、日本国内での投資と比べ、入ってくる情報量が少なすぎて対応しきれないケースが多いのではないでしょうか。

先日、アメリカで住みながら「アパートオーナー」をしている日本人の方の本を読みましたが、アメリカのような「先進国」でも、極めてレベルの低い人たちが多く、滞納の取り立てに行くと命の危険さえ感じる場合があるそうです。
また外国人が不動産投資する不利さはどうしてもあり、売れ残った物件の情報のみが回ってくることも少なくないとのこと。

その著者は投資コンサルタントもしているのですが「英語で書いた簡単な書類も読めない人間が、どうして外国で投資が出来るのだ!」と本の中で怒っていました。
確かに私の体験上、投資での成功の確率と勉強量とは比例しており、海外投資を考えるのなら英語ぐらいは勉強すべきなのかもしれません。