どんどん運命が開けていく

伊勢神宮式年遷宮が昨年行われ、私は60歳でした。
20年に1度の儀式なので、その前は40歳の時に行われているはずなのですが、その時は全く何の関心もありませんでした。
式年遷宮の新聞記事を見たという記憶すらありません。
それが今や朝昼晩、常に天照大神を意識しているのです。

自分の意志ではなく、何かもっと大きなものに導かれて、そういう風になっていきました。
やはり「神縁」なのでしょう、きっと。
伊勢神宮に毎月行くなどということも、誰かのアドバイスでもなく、ましてや強制されてでは決してなく、いつの間にか行くことを決めていました。
が、毎回喜々として参拝しているのも事実です。

そうでなくても「時間足らない病」なのに、月に2日も参拝に使ってしまって大丈夫なのかと最初は思っていたのですが、もうそんなことは全く気にならなくなりました。
行っているうちに歪んだ心が直され、運命が開けていくのが実感できるようになったからです。

伊勢神宮へ毎月行っていると、正式な黒紋付き羽織ハカマで参拝したいという気持ちが強くなってきました。
そこで着物の着付け教室に行きました。
そこで教えてもらった男の先生が実年齢よりはるかに若く見え、今でも10キロを走っていることに刺激を受けました。

また着物を着る時「胸の筋肉をもう少しつけた方がいい」とのアドバイスを先生から受け、水泳を始めることを決意しました。
木・金・土・日は夕方から語学のウェブレッスンがあり、それが終わると食事をしたのち、3時間ほど読書タイムを取っています。
語学と読書は今後の人生のコア部分だと思っているので、これを外すわけにはいきません。

また今のところデスクワークをこの4日間を使ってこなしているので、ほかのことをする余裕がありません。
ということは必然的に月曜・火曜・水曜にスイミングに行くということになります。
書いているうちに、段々とイメージが固まってきました。

私は少なくとも95歳まではバリバリの現役で働こうと思っているので、ここらで肉体改造をしておかなければいけないとは感じていたのですが、「時間足らない病」なのでフィットネスクラブへ行くなんて“とんでもない”と思っていたのです。
水泳なら体への負担が少なく、年をとっても続けていけそうです。
また新しい世界が開けるような気がしてワクワクしています。