シンプルライフ・シンプル経営

シンプルライフで行きたいと思います。
余計な見栄や欲望をちょっと控えめにすれば、急速に生活の質が向上していきます。
自分のお気に入りのモノだけに囲まれる生活は結構快適です。
従って「人生の本筋」以外のことに取られる時間を極力なくし、いらぬモノを捨てるという作業が求められます。

会社でも「しなくていい仕事」を一生懸命にしていることが少なくないはずです。
在庫の棚卸だけでなく、仕事の棚卸も必要なのです。
もっと言えば事業の棚卸も必要で、既存の事業を捨ててしまう決断をしなければならないことだってあるのです。

会社の進むべき方向をいつも考えています。
拡大路線は捨て、社員も少数精鋭で行こうと思います。
業務内容も「売買仲介」と「賃貸管理」と「コインパーキング」に絞りました。
シンプル経営なので借入れはゼロ。
パフォーマンスを低下させないで、コストを下げる方法を常に意識し工夫しています。

「この道一筋」とか「創業以来の○○専門店」とかいうのには憧れるのですが、実際はそれ以上いくらやっても伸びないという限界点があったり、経営者自身が飽きてきたり、あるいは市場が変化しているのに事業を変化させられなかったりということが起こるのです。

長い目で見れば「強いものが生き残るのではなく、変化するものが生き残る」のは一つの法則のようなものだし、特に今のようなスピードの速い時代は、今日の勝者が明日の勝者とは限らないのです。
むしろ成功体験が次へのステップへの阻害要因となるリスクだってあるのです。

変化するために必要なものは「素直さ」ではないかと思うのです。
心が常に真っさらだと、新しいことを抵抗なく受け入れることができると思うのです。
船井幸雄さんは伸びる経営者の共通点は「素直さ、勉強好き、プラス思考」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。

一倉定先生は「会社経営とは、市場の変化に合わせてわが社を変えていくこと」と喝破されていましたが、内外の様々な要因に対応した変化をしていかねばならないのだと思います。
代々木ゼミが全国に27ある校舎を7か所に集約し、あとの20か所は廃止する計画を発表しました。
ダウンサイジングも、生き残るためには有効な変化の一手だと思うのです。