天からのハシゴ

日常生活の「あたりまえのこと」に感謝していきたいと思うのです。
朝起きて、ビートと一緒に散歩できるだけでも、有難いことがいっぱい重なってこそ行けるわけです。

まずビートも私も元気でなければ行けません。
雨が降っていても行けないし、大幅に寝過ごしてしまっても行けません。
そもそもビートが当家に来る縁がなければ、一緒に散歩するなんてことはないわけです。
従ってビートと早朝に散歩できるというだけでも「奇跡の塊(かたまり)」のようなものなのです。

ちょっと話がズレるのですが、マーフィーの法則は潜在意識の活用を説きます。
本を読めばわかるのですが「こんな簡単なことで願いが実現するのか」と半信半疑になるかもしれません。
胡散(うさん)臭いと思う人もいるかもしれません。
しかしマーフィーの法則は、それを素直に信じる人にのみ奇跡を起こします。

私が学生時代、大島淳一という人がマーフィーの法則の本を書いていました。
この「大島淳一」が実は渡部昇一先生のペンネームであったことを知ったのは、そのずっと後のことでした。

渡部昇一先生のセミナーを聴く機会があり、講演のあと直接渡部昇一先生に「大島淳一渡部昇一先生ですか?」と聞いたことがあります。
ちょっと困った顔をされ、その時はスーッと逃げて行かれました。

しかし今はご自分がマーフィーの法則を書いていたことを公表されています。
フォーブスで「世界の大富豪」リストに載ったこともある日本人経営者が「あの本を読んだおかげで人生が一変した」と後日渡部昇一先生に告白されたこともあるそうです。

マーフィーの法則で夢は間違いなく実現するのだから、それを当たり前のように受け入れる心構えが大切です。
何の違和感もなくスッと受け入れる準備が必要なのです。
もし「努力」がいるとしたら、その準備のところにいるのかもしれません。

天からのハシゴが一度降りると、降り癖がついて何度でも降りてくるとのこと。
こちらとしては「虫のいいこと」を考えて、機嫌よく待っているだけでいいとは、実にありがたい話ではありませんか。