畏友から学ぶ

不動産業を営む東京の畏友は、毎日のルーチンの仕事とは別に、1人で考える時間を1日のうちに1〜2時間確保するように努めているのだそうです。
三者から見ると、何もせずにノンビリとしているようにも映ってしまうかもしれないけれど、この時間が確保できないと本当の意味での仕事ができないままになってしまうとのことなのです。

向かう方向を決めたり、直感を引出したり、イメージしたり、心を鍛えたり等々は、会社のリーダーである社長にしかできない最も大切な仕事であるとのお話。
また毎日考える時間を確保するのは簡単なようで、よほど強く意識していないと出来ないとのお話は、全くその通りだと思います。

ともすると何かほかの事をやってしまい、何か仕事をしないともったいないと思ってしまいます。
しかしながらその友人は、考える時間を確保することの方がはるかに有意義であることを経験済みなので、強い意志でこの「思考」もしくは「瞑想」の時間を確保しているのだそうです。

その友人はテレビも見ず(というかテレビを家に置いていないとのこと)、また色んな会合に参加することも無く、晩酌もやりません。
それなのに本気で時間を確保しようとしないと、羽が生(は)えているのではないかと思うくらい、すぐに飛んでいってしまうとのこと。
従ってこの「最も重要な時間」を確保するために、よほど注意してその他の「いらないこと」をカットしていくことが必要なようです。

友人の会社のメインの事業は市場の変化とともにドンドン変化していっています。
最初は一般売買仲介。
その後は賃貸管理。
そしてマンスリーマンション。
またシェアハウス。
そして今は投資家や法人を相手にした売買仲介に特化しているとのこと。

私もこの友人に触発されて、会社の事業を「コインパーキング」と「賃貸管理」と「売買仲介」に絞りました。
組織も仕事の内容も出来るだけシンプルにしていきたいと思っています。
機械でもシンプルであれば故障が少ないのです。

余計なことには手を出さず、やるべきことに集中し、リピーターやお得意様に出来る限りの商品やサービスを提供したいと思っています。
これは私の「悟り」でもあります。