フランクフルトへの旅 その6

前回来たときに美味しかった中華レストランがなかなか見つからなかったのですが「屋根なし2階建て観光巡回バス」に乗っている時に偶然見つけ、夕方行ってみることにしました。
入るとオバちゃんが「ニーハオ」とひとこと。
私も「ニーハオ」と返すと、完全に中国人と間違われて「@*#…」と中国語。
全然わかりましぇん。
ただし北京語ではないかという推測だけは出来ました。

お客は私一人。
ひょっとしたら味が相当落ちていて誰も来ないのではないだろうかという不安を抱きながらチャーハンを選びました。
オバちゃんは英語はあまり得意ではなさそうなので、ドイツ語で注文。
ドイツ語は完全に通じます。

考えてみたら、これが今回の旅で初めて使ったドイツ語。
なぜ今までドイツ語を使ってこなかったかというと、ドイツ人は私の顔を見ると英語で話しかけてくるからです。
英語でしゃべられると、反射的に英語が出てきます。
チャーハンを中国人のオバちゃんに注文するためだけに、15年間もドイツ語を勉強してきたのかと思うと、ちょっと複雑な思いがするフランクフルトの夜でありました。

で、チャーハンの味は?
美味しかったのであります。
海外で食べる処に困ったならば中華料理に限ります。
中華料理はあまり味に裏切られません。
和食も”もちろん”いいのですが、日本人の調理人がいない和食店は味がガクンと落ちることがあります。

今回の旅で英語の必要性を存分に感じました。
ドイツへ来てドイツ語の必要性をあまり感じなかったというのも残念な話なのですが、それだけ英語が存在感を増しているということなのでしょう。
日本へ帰ったら、より一層英語に力を入れようと思いました。
海外旅行をすると、語学へのモチベーションがグンと高まるというメリットがあります。