個人投資家

年に1度、東京ビッグサイトで「賃貸住宅フェア」が催されます。
ここ15年ぐらい毎年見学に行っているのですが、年々大きくなり、またその内容も変化していっています。

入場者も最初は賃貸管理業者がメインでした。
途中からは、アパートや賃貸マンションの建築の参考にするため、地主さんたちが多くなりました。
最近は「個人投資家」が多くなり、来場者の雰囲気も変わってきました。
アパートオーナーは大きく分けて、地主系と個人投資家系との2つに分かれます。

個人投資家の特徴は勉強熱心なこと。
不動産店でもあまり手掛けないシェアハウスや、借地へのアパート建築など、先進的かつ大胆な手を打つことがよくあります。

私も若い時に不動産のメンターから「不動産を売ってばかりせず、自分が買える物件があれば、ムリしない範囲で買っていくべきだ」と教えられました。
そのメンターはもう亡くなられたのですが、その教えに従ってきて、本当によかったと思っています。
不動産投資は「急がずにコツコツ」とやっていくのが危険性が少なく、正解のようです。

本業に「汗して」不労所得を作っていくべきだと思っています。
ふつう経済的なものを求めて仕事をするわけですが、経済的安定があればいい仕事ができるのも事実です。
逆にいい仕事をするために経済的安定を確保しなければならないということでもあります。
やっぱり、どうしても不労所得が必要なのです。
しかしながら皮肉なことに、本業で頑張らないと不労所得は出来ないのです。

不労所得というのは投資からのリターン。
インカムゲインを目指すのが「投資」であって、キャピタルゲイン狙いは「投機」です。
不動産でも株でも、長い時間をかけてジックリと、自分が気に入った(相性のいい)物件や銘柄に投資していくのが王道だと思うのです。