内臓の疲れ

工藤公康・元投手の本に「内臓に疲れがたまると、ボールの切れが悪くなる」と書いてありました。
スランプなども案外内臓の疲れが原因なのかもしれません。
これは野球選手だけでなく、一般の社会人にも当てはまりそうです。
内臓の疲れは自覚症状がありません。
従ってケアすることもなく、疲れがドンドン蓄積していく可能性があります。

私も30代に相当忙しい時期を過ごしたことがあるので「とてもじゃないけど体のことを顧(かえり)みている暇がない」という状況もよく分かります。
そういう状態が続いて、42歳の厄年くらいにドカンと悪いところが一挙に顕在化してくるのだと思います。
若さでムリが効いていたのが、効かなくなるのが厄年あたりではないでしょうか。

自分の体は神様から与えられたもの。
やはり大事にしなければいけないと思うのです。
霊的に見た場合、内臓それぞれが意識を持っていると読んだことがあります。
たまにはジックリと内臓の意見も聞いてあげてもいいかもしれません。
どうすればいいかというと、自分の意識を静かにユックリと内臓に当てていけばいいわけです。

内臓を休ませる方法の一つにプチ断食があります。
思い切って1食、ないし2食を抜くと、胃腸の負担が軽くなります。
お腹がすくと途端に気力が萎(な)えるというのは私もよく経験していることなので、この辺の按配(あんばい)は微妙でもあります。
現代人は体をそんなに使わないのに、1日3食は多すぎるのではないかと思います。
少なくとも私は1日2食にしてからは、お腹がへっこみ、持病だった胃痛も全くなくなり、また実に「快腸」です。

昼食ごろには確かにお腹が減るのですが、これは適当に我慢するなり誤魔化すなりするしかありません(私はヨーグルトを食べます)。
天照大神アマテラスオオミカミ)さまでも日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)といって、日に2回のお食事なのです。
これを思うと神道的生活を目指す私としては、お昼抜きは文句の言いようがありません。